これを使わずしてマルセイユ石鹸を語ることなかれ ビッグバーはそんじょそこらのマルセイユ石鹸ではなかった

前から気になっていた、マリウスファーブル社のマルセイユ石鹸 ビッグバーとご対面。
こだわり商品研究所のスタッフさんに、ビッグバーとその他の大量生産されるマルセイユ石鹸との違いも教えてもらいました。

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でかい・・・・。
実際に見るとすごいボリューム感で、使いきれるの?って感じだったんですが、これがプレゼントや贈答品としてではなく普段使いの自宅用として売れているそうです。しかも、リピーターが多いんですって。

>> マルセイユ石鹸 ビッグバー 10,500円

我が家のような大人数の家庭? マルセイユ石鹸がものすごく好き?

いえいえ、そうではないそうです。
リピートする理由は「他の石鹸にはもう戻れない」なんですって。
そのくらい、このビッグバーは特別な石鹸なんだそうですよ。

ビックバーを作っているのはマリウス・ファーブル社。
伝統的な手法でマルセイユ石鹸を作る老舗の会社です。
300余年の歴史を持つ伝統的なマルセイユ石鹸を、 生地から一貫して作ることができるメーカーで、『最後のマルセイユ石鹸屋さん』と呼ばれ、伝統の技術とノウハウを現代に継承し続けています。

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タイトルなし / Republick of Marseille

*マルセイユの街並み

ココからちょっと、こだわり商品研究所のサイトより引用させていただきますね。

1900年初頭、 たくさん有った石鹸工場が次々閉鎖されていくのを見たマリウス・ファーブル翁は、 私財を投じて、その技術を買い取り、これを集約して、後世にこれを伝える決心をしました。

マリウス・ファーブル翁の業績は、その家族に引き継がれて今日に至ります。

マリウスファーブル社は、マルセイユ石鹸の伝統を守るための大きな責任を負っているのです。

そんなマリウスファーブル社がもっとも大切にしている石鹸、それが ビッグバーです。

引用はココまで

 

ビッグバーは商売の為の石鹸ではなく、製法の伝統を守るための石鹸だったんですね。
だからこそ、17世紀の伝統的な手法で、約4~5週間をかけて1本の石鹸を作っている。
他の石鹸とは違うっていう意味が分かってきました。

生産できる数が限られるためビッグバーだけでは採算がとれません。
でも、ビッグバーを作っているからこそ、技術者が育ち、マルセイユ石鹸の伝統を伝えていけるのですよね。ビッグバーはマリウス・ファーブル社の魂ともいえる商品だったんです。

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*付属のワイヤーもその昔のカット方法そのまま。ワイヤーを使わずにナイフ等てカットしてもOKだそうです。

マリウスファーブル社ではビッグバー以外のマルセイユ石鹸も作っています。
「マリウスファーブル マルセイユ石鹸」で検索すると500~1000円くらいの小さなサイズの石鹸が見つかると思います。
でも、これらはビッグバーとはまったく異なる石鹸なんだそうです。
もちろん、丁寧に作り上げられた良品であることには間違いなのですが、世界中で愛される石鹸であるがゆえに量産できる手法で製造されている石鹸になるわけです。

マルセイユ石鹸のなかのマルセイユ石鹸、ビッグバー。
石鹸で1万円は高いと思っていたけど、詳しく説明を聞いてマリウスファーブル社のファンになってしまいました。
ビッグバーを買って使うことが、マルセイユ石鹸の伝統を次の世代に伝えることにも繋がるわけですからね。へそくりをためて、自分へのご褒美にビッグバーを購入したいと思います。

ビッグバーについてはこだわり商品研究所の商品ページに詳しい説明が記載されています。
こちらも合わせてお読みくださいませ。

>>マルセイユ石鹸 ビッグバー

取り扱いショップ:こだわり商品研究所

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